コンピュータやモバイル機器に触れたことのある人なら RAM とか ROM とかという名前を耳にしたことがきっとあるでしょう。 RAM とは Random Access Memory の略で電源を切ったらデータが消えてしまうメモリです。そのかわり大容量で高速です。一方、ROM とは Read Only Memory の略でCD-Rのように一度しか書き込みできませんが、電源を切ってもデータは消えません。
でも携帯電話なんかには、電源を切っても(電池が切れても)データが残り、しかも何度も書き込みできるメモリがほしいですね。そんな期待に応えるのが EEPROM です。これは Electrically Erasable Programmable Read Only Memory の略でその名のとおり電気的に消去し再書き込み可能なメモリです。一般にはブロック単位でいっせいに消去および書き込みを行うのでフラッシュメモリと呼ばれており、携帯電話やその他いろいろなモバイル機器に使われています。また、画像データや音楽データを持ち運びできるとして最近話題のメモリーカードの中身もEEPROMです。
もっと知りたい人は大手電気メーカーのホームページを見るとよいでしょう。