[道里千虎の館]
◆ SD series password maker 説明書
(c) Sentora Dori 2001/01/25
■ 仕様
- 【ソフト名】 SD series password maker
- 【バージョン】 1.00
- 【更新日】 2001/01/25
- 【種別】 CGIパスワード作成(SDシリーズ用)
- 【対象】 SDシリーズのCGIプログラムを使用するユーザー
- 【機能】 各管理用プログラムのパスワード作成
- 【開発】 道里千虎 (hat@iis.u-tokyo.ac.jp)
- 【最新版】 http://lowpower.iis.u-tokyo.ac.jp/~hat/
- 【著作権】
著作権は道里千虎にあります。転載、再配布などは自由です。
※ 雑誌、CD-ROM等、商用メディアへの掲載の際には一言連絡下さいますようお願いします。
注意:
このプログラムを利用した結果おこるいかなるトラブルに対しても、当方では対処しませんので、各ユーザーの責任でご使用ください。
また、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
■ index
■ 機能
SDシリーズ各種CGIの管理用プログラムのパスワードを設定する。
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■ ソース
プログラム
(ダウンロード後、ファイル名が"-cgi.txt"、"-pl.txt"となってるものを".cgi"、".pl"に変更してください)
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■ インストール
- ソースから必要なファイルをダウンロードする。
- makepass.cgi の最上部のPerlのパスを正しく設定する。
(例) #!/usr/local/bin/perl
※ PerlのパスはUNIXの種類やサーバによって異なりますので、わからない場合はサーバの管理者に問い合わせてください。
- makepass.cgi の上部にある「変数設定」部分を編集する。
(赤色で示した変数以外は、特に必要がないかぎり変更しなくて大丈夫です。)
- $passfiledir .....
パスワードファイルをおくディレクトリのパス(※注1)
- $passfile
..... パスワードファイル名 (通常は変更必要なし)
- $method ..... フォーム内容の送信方法(※注2)
※注1 プログラムと同じ場所に置く場合は $basedir=".";のまま。
パスワードファイル内のパスワードは暗号化されています。しかし、パスワードは通常のデータと違い見られてはまずいものなので、できれば外部からアクセスできないディレクトリにおいてください。(例えば、public_html以下とかにおかずに、ホームディレクトリにcgidataなどというディレクトリを作成してそこにおく。)
環境の問題からpublic_html以下とかにおかなければならないときは、パーミッションを644にして同じサーバーを使用している他人が変更できないようにしてください。
※注2 'post' が使えないところでは 'get'
に変えてください。
- makepass.cgi を FTPのアスキーモードで転送し、CGIの使用できるディレクトリに置く(※注)。パーミッションをそれぞれ755にする。
(telnetの場合、以下同様。)
% chmod 755 makepass.cgi
※注
CGIの使用ディレクトリはサーバによって異なりますので、わからない場合はサーバの管理者に問い合わせてください。(通常は
cgi-bin 以下のディレクトリであることが多い。)
- パスワードを保存するための SDpass.txt (※注1)という空ファイルを作る。それを$passfiledirで指定したディレクトリにおく。パーミッションを 666 に設定する。(※注2)
(telnetの場合)
% touch SDpass.txt
% chmod 666 SDpass.txt.
※注1 もし、makepass.cgi の変数 $passfile (パスワードファイル名)を変更した場合は、その名前の空ファイルを作ってください。
※注2
他人に消去、変更されないように、パスワードを作成しないときは、パーミッションを644にしておくとよいでしょう。パスワードを作成するときは、またパーミッションを666にしてください。
- ブラウザからmakepass.cgiにアクセスする。
→ マスターパスワード設定画面が表示されたらインストール完了。
CGIプログラムの拡張子に「pl」など別のものを指定されているサーバでは、拡張子をそれに合わせて変更して下さい。(makepass.cgi
を makepass.pl に変更する。)
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■ 使い方
- 初めてmakepass.cgiにアクセスすると、マスターパスワードの設定画面になります。マスターパスワードはこのpassword
makerを使用するために必要なとても重要なパスワードです。
英数字とアンダースコアのみ用いて、他人にわからないようなパスワードを設定してください。(他人にばれてしまうと勝手にパスワードを変更されて、あなたの管理しているCGIプログラムのデータを目茶目茶に荒らされるかもしれません。面倒でも自己防衛しましょう。)
ここで設定したマスターパスワードは絶対に忘れないでください。忘れた場合はパスワードファイルをつくり直すことになります。(マスターパスワードを忘れたときを参照)
二度目のアクセスの場合は、マスターパスワードの入力画面になりますので、入力してください。
- マスターパスワードの設定、あるいは送信後は、各プログラムのパスワード作成画面になります。今まで作成したパスワードが暗号で表示されます。
まず、プログラム名をdefaultとしたパスワードを作ってください。defaultはSDシリーズ対応のすべてのプログラムのパスワードの役目をします。
- 各プログラムに個々にパスワードを設定、変更する場合は、各プログラムのプログラム名(説明書またはプログラムファイル上部に記述されている)を入力しパスワードを設定してください。
(例えばアンケートプログラム SDmultivote.cgi の場合、プログラム名は
enquete となる。)
※
同じプログラム名のパスワードを二つ作ることはできません。必要に応じて消去してください。
※
ここでパスワードを設定していても、各プログラム内のパスワード設定の変数に直接記入した場合には、そちらが優先されます。
- 「マスターパスワードの変更」ボタンを押すと、変更画面になります。
セキュリティのため随時、変更してください。
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■ Q&A
Q1: 表示されない、パスワード作成ができない。
- 各ファイルのパーミッションは合っていますか。
| 本体 |
makepass.cgi |
755 |
|
| パスワードファイル |
SDpass.txt (通常) |
666 |
|
- makepass.cgi の最上部のPerlのパスが正しく設定されていますか。
(例) #!/usr/local/bin/perl
- パスワードファイル SDpass.txt
は本体プログラム makepass.cgi の
$passfiledir
で指定されたディレクトリに置かれていますか。
その他
CGIを使用できる環境にありますか。(プログラムを置くディレクトリ、プログラムの拡張子など。)
※ 本体プログラムをCGIの使用できる場所に正しく置き、本説明書どおりに使用しても問題がおこる場合は、掲示板に書き込むか道里千虎あてにメールをください。
[index]
パスワードファイルはそのままでは使用できないので、以下の手順で、もう一度新たに作成し、パスワードデータ部分だけ貼り付けます。
- SDpass.txt を別名、例えば SDpass.bak
にコピーする。
- SDpass.txt を消去する。
- インストールに書いてあるのと同じように、もう一度
SDpass.txt を作成する。
- makepass.cgiにアクセスし、マスターパスワードを設定する。
- エディタ等で、SDpass.bak
のパスワード部分(※注1)だけを SDpass.txt
にカット&ペーストする。
※注1
プログラム名と暗号化されたパスワードがカンマで区切られ、下にずっと続いているところ。
- 今度こそパスワードを忘れないと心に念じる。(必要に応じて(^_^))。
[index]
■ 更新履歴