[道里千虎の館]
◆ SDnote-Jack Ver.1.0 説明書
(c) Sentora Dori 2001/01/07
■ 仕様
■ index
■ 機能
CGIを用いた簡単な掲示板プログラムです。
CGIの初心者でも簡単に扱えます。以下の特徴があります。
- HTMLタグの使用が可能。(初期設定では不可にしてあります。)
- リロードにより同じ記事が何度も書かれるのを防ぐ。
- Cookieを用いた名前、メールアドレス、URL、削除用パスワードの記憶。
- ユーザの削除パスワードによる発言の削除が可能。
- マスターパスワードですべての記事の削除が可能。
- 投稿者のIPアドレスを取得。(表示も可能。)
- 名前、題名、メールアドレス、パスワードの入力を強制できる。
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■ ソース
プログラム
(ダウンロード後、ファイル名が"-cgi.txt"、"-pl.txt"となってるものを".cgi"、".pl"に変更してください)
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■ インストール
- ソースからSDnoteJ10.cgi、jcode.plの二つのファイルをダウンロードする。
- SDnoteJ10.cgi の最上部のPerlのパスを正しく設定する。
(例) #!/usr/local/bin/perl
※ PerlのパスはUNIXの種類やサーバによって異なりますので、わからない場合はサーバの管理者に問い合わせてください。
- tnote.cgiの上部にある「変数設定」の「基本設定」部分を編集する。
赤色で示した変数は必ず変更してください。
赤色以外の変数は必要に応じて編集してください。
この他の細かい設定は応用設定の説明を参照してください。
- $basedir
..... 掲示板データファイルをおくディレクトリのパス(※注1)
- $bbsfile ..... 掲示板データファイル名
(要変更)
- $adminurl ..... 管理人のURL (要変更)
- $adminmail.....
管理人のE-mailアドレス (要変更)
- $mastername ..... 管理人の名前 (要変更)
- $homeurl ..... 戻る先のURL (要変更)
- $title ..... 掲示板のタイトル (要変更)
- $comment ..... コメント(タイトルのすぐ下に表示される。初期設定はなし)
- $bgcolor ..... 背景の色(初期設定は白(#FFFFFF))
- $bgimage ..... 背景に埋め込む画像のファイル名(初期設定はなし)(※注2)
- $pagesize ..... 1ページに表示される記事の数(初期設定は20)
- $maxarticle .....
ファイルに記録しておく記事の数(初期設定は100)(※注3)
- $method
..... フォーム内容の送信方法(※注4)
- $kanjicode ..... 漢字コード(sjis or jis or euc)(初期設定はsjis)(※注5)
※注1
データファイルをプログラムと同じ場所に置く場合は $basedir=".";のまま。
※注2 画像を埋め込むと背景の色の設定は無視されます。
※注3
ここで設定した以上に記事の数が増えると、古い記事よりファイルから自動的に削除されます。0に設定しておくと削除されません。
※注4 "post" が使えないところでは "get"
に変えてください
※注5 文字化けする場合はコードを変えてください。
- SDnoteJ10.cgi, jcode.pl を FTPのアスキーモードで転送する。パーミッションをそれぞれ755、644にする。
(telnetの場合)
% chmod 755 SDnoteJ10.cgi
% chmod 644 jcode.pl
- 掲示板のデータを保存するための空ファイルを作る(※注1)。それを$basedirで指定したディレクトリ($basedir=".";の場合は
SDnote.cgi と同じディレクトリ)におく(※注2)。パーミッションを 666 に設定する。
※注1
ファイル名は何でもよいですが、単なるテキストファイルなので拡張子は.txtにしておくとわかりやすいでしょう。
※注2
データファイル中のパスワードは暗号化されてはいますが、より安全にするためにはデータファイルをpublic_htmlディレクトリの外において外部からアクセスできないした方がよいです。(public_htmlディレクトリとはhtmlファイルをおき外部からアクセスできるように設定されたディレクトリなので、このディレクトリ以下にデータファイルをおくと見られてしまう可能性があります。)
(telnetの場合)
% touch bbsdata.txt
% chmod 666 bbsdata.txt.
CGIプログラムの拡張子に「pl」など別のものを指定されているサーバでは、拡張子をそれに合わせて変更して下さい。(SDnoteJ10.cgi
を SDnoteJ10.pl に変更する。)
以上でインストール完了です。
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■ 掲示板を設置する
- ブラウザからSDnoteJ10.cgiにアクセスする。
→
マスターパスワードの入力画面が表示される。
- マスターパスワードを確認のために2箇所に入力し、「マスターパスワードの設定」ボタンを押す。
→
パスワードが適切であれば、掲示板のページが現れる。
※
マスターパスワードは記事の消去に必要ですので忘れないでください。
※
初期設定ではパスワードの入力は4文字以上12文字以下となっています。必要に応じてSDnoteJ10.cgiファイルの「変数設定」の部分の、$minpass、$maxpassを変更して調整してください。
以上で完了です。
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使い方
■ 発言する
ユーザが発言の際に入力する内容は以下の通りです(★、★は必要に応じて入力を必須にするかしないかの設定ができます。初期設定では★が必須になっています。):
- 名前★
- 題名★
- メール(アドレス)★
- URL
- メッセージ(必須)
- 削除用のパスワード★
※
削除用のパスワードを入力しないと記事を削除できません。
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■ 削除する
削除したい記事の右下の「削除」ボタンを押すと、確認のための記事の情報と、削除用のパスワードの入力フォームが現れます。ここの上の欄に正しいパスワードを入力して、「削除」ボタンを押すと削除されます。ただし、発言したときにパスワードを入力していないと削除できません。
管理人は削除パスワード入力フォームの下の欄にマスターパスワードを入力し、「マスター削除」ボタンを押すことで、どの記事でも削除できます。
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■ マスターパスワードを変更する
ページ右下の「マスターパスワード変更」ボタンを押すと、変更のフォームが現れます。一番上の欄に今までのパスワードを入力し、その下の二つの欄に新しいパスワードを入力して、「マスターパスワード変更」ボタンを押してください。適切なパスワードであれば、パスワードは変更され、掲示板のページが表示されます。
※ マスターパスワードの変更は管理人のみ行えます。
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■ 応用設定
- 掲示板への入力に関する設定
-
$needname
.....
1:投稿者の名前の入力を必須にする。0:必須にしない。(初期設定は1)
-
$needsubject
.....
1:題名の入力を必須にする。0:必須にしない。(初期設定は1)
-
$needmail
.....
1:投稿者のメールアドレスの入力を必須にする。0:必須にしない。(初期設定は0)
-
$needpass
.....
1:削除のためのパスワードの入力を必須にする。0:必須にしない。(初期設定は0)
-
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-