商品有高帳

① 先入先出法

先に受入れた商品から先に払い出されると仮定する。

商　品　有　高　帳 CD-Rディスク
平成 ×年		適用	受入高			払出高			残高
平成 ×年		適用	数量	単価	金額	数量	単価	金額	数量	単価	金額
4	1	前月繰越	500	50	25,000				500	50	25,000
	3	売上				300	50	15,000	200	50	10,000
	6	仕入	800	60	48,000				200	50	10,000
									800	60	48,000
	10	売上				200	50	10,000	200	60	12,000
						600	60	36,000
	15	仕入	400	55	22,000				200	60	12,000
									400	55	22,000
	21	売上				100	60	6,000	100	60	6,000
									400	55	22,000
	30	次月繰越				100	60	6,000
						400	55	22,000
			1,700		95,000	1,700		95,000

		前月繰越	100	60	6,000
			400	55	22,000

② 移動平均法

受入れの都度、平均単価を算出する。
平均単価＝ (受入高＋残高) ／ (受入数量＋残高数量)

商　品　有　高　帳 CD-Rディスク
平成 ×年		適用	受入高			払出高			残高
平成 ×年		適用	数量	単価	金額	数量	単価	金額	数量	単価	金額
4	1	前月繰越	500	50	25,000				500	50	25,000
	3	売上				300	50	15,000	200	50	10,000
	6	仕入	800	60	48,000				1,000	58	58,000
	10	売上				800	58	46,400	200	58	11,600
	15	仕入	400	55	22,000				600	56	33,600
	21	売上				100	56	5,600	500	56	28,000
	30	次月繰越				500	56	28,000
			1,700		95,000	1,700		95,000

		前月繰越	500	56	28,000

③ 後入先出法

後に受入れた商品から先に払い出されると仮定する。

1. その都度後入先出法

払出しの都度、最も間近に仕入れた商品から先に払い出したと仮定して記帳する。

商　品　有　高　帳 CD-Rディスク
平成 ×年		適用	受入高			払出高			残高
平成 ×年		適用	数量	単価	金額	数量	単価	金額	数量	単価	金額
4	1	前月繰越	500	50	25,000				500	50	25,000
	3	売上				300	50	15,000	200	50	10,000
	6	仕入	800	60	48,000				200	50	10,000
									800	60	48,000
	10	売上				800	60	48,000	200	50	10,000
	15	仕入	400	55	22,000				200	50	10,000
									400	55	22,000
	21	売上				100	55	5,500	200	50	10,000
									300	55	16,500
	30	次月繰越				200	50	10,000
						300	55	16,500
			1,700		95,000	1,700		95,000

		前月繰越	200	50	10,000
			300	55	16,500

2. 月別後入先出法

月末時点で最も間近に仕入れた商品から先に払い出したと仮定して記帳する。

商　品　有　高　帳 CD-Rディスク
平成 ×年		適用	受入高			払出高			残高
平成 ×年		適用	数量	単価	金額	数量	単価	金額	数量	単価	金額
4	1	前月繰越	500	50	25,000				500	50	25,000
	3	売上				300	55	16,500	200
	6	仕入	800	60	48,000				1,000
	10	売上				100	55	5,500
						700	60	42,000	200
	15	仕入	400	55	22,000				600
	21	売上				100	60	6,000	500
	30	次月繰越				500	50	25,000
			1,700		95,000	1,700		95,000

		前月繰越	500	50	25,000

3. 期別後入先出法

期末時点で最も間近に仕入れた商品から先に払い出したと仮定して記帳する。
月末後入先出法と同様に記帳する。

④ 総平均法 (加重平均法)

期中の払出しの際は数量だけを記帳しておき、期末に平均単価を計算した後に払出単価および金額をまとめて計算する。
なお、この方法は当期仕入れた商品の原価と数量がすべて明らかにならなければ適用できないので、期末にならないと単価を計算することができない。
平均単価＝ (前期繰越金額＋当期仕入金額) ／ (前期繰越数量＋当期仕入数量)

商　品　有　高　帳 CD-Rディスク
平成 ×年		適用	受入高			払出高			残高
平成 ×年		適用	数量	単価	金額	数量	単価	金額	数量	単価	金額
4	1	前月繰越	500	50	25,000				500	50	25,000
	3	売上				300	55.88	16,765	200
	6	仕入	800	60	48,000				1,000
	10	売上				800	55.88	44,706	200
	15	仕入	400	55	22,000				600
	21	売上				100	55.88	5,588	500
	30	次月繰越				500	55.88	27,941
			1,700		95,000	1,700		95,000

		前月繰越	500	55.88	28,000

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